

6 成果と今後の課題 ? スポーツを通して、いろいろな人と触れ合うことの喜びを味わわせることができた。 ? 交流会を定期に実施することによって、両校の生徒に打ち解けた友人関係が成立し練習方法を互いに学び合い、「楽しい雰囲気」の中で「技術力の向上」を図ることができた。 ? 他校顧問との話し合いを通して、本校顧問に幅広い指導力を身につけることができた。 ? 交流会の活動が、スポーツ活動以外のボランティア活動等にまで発展する部が発生し地域交流と健全育成を実現した。 ? 各種大会への参加に際して、交流校同士の応援や励まし合い、そして、対戦時には「好ましい対戦の実現」等、新しい雰囲気を生み出すことができた。 ? 本校で行ってきた「交流会」は「定期中学校間交流」であるが、「小・中・高校の学校間交流」や「地域に住む・生活している人々との交流会」へと発展させたいと考えている。更に、「交流会」を「スポーツを楽しむ」だけでなく「人と人との出会い・ふれあいの喜び」を他の活動(例えばボランティア活動を含む地域活動など)へ発展させていきたいと考えているが、「いかに実現させていくか」について、その為の方策や共通理解について、研究を深めたいと考えている。 3 まとめ 交流会を行い、生徒にアンケート調査を行ったところ、「友達が増えた」が1番で、「新しい練習方法を知ることができた」が2番目となっている。また、多くの顧問が「不慣れな指導種目に対しての指導方法を知る良い機会となった」、「指導に広がりと深まりをもつことができた」と答えている。 このことを「学校外指導者に関する諸問題」として顧みると次のようにまとめられよう。 (1) 生徒同士の定期交流(教え合い)は、即ち、互いに「学校外指導者」同士となっている。 (2) 他校の顧問による定期的指導は、即ち、「学校外指導者」による指導となっている。 正に、これは「学校外指導者の活用について」の一方策であると考えている。
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